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News from AnApple (2013-06)

News from AnApple (2013-06)

(2013-05) | (2013-07)

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        ☆新学術領域研究(人工光合成)メール通信☆
            News from AnApple (2013-06) 
				  発信日◇平成25年7月1日
				  発信元◇新学術領域研究(人工光合成)
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【1】領域からのお知らせ
(1)第一回化学エネルギー変換国際シンポジウムの報告
1st International Symposium on Chemical Energy Conversion Processes

6月12日から13日に、九州大学にて1st International Symposium on Chemical Energy Conversion 
Processes(ISCECP-1)が開催された。本シンポジウムでは、天然および人工の酸素発生触媒の反応機構
に基づく研究で世界的に著名なGary W. Brudvig教授(米Yale大学)、光化学的な水の分解反応の研究で非
常に著名なLicheng Sun教授(スウェーデン王立工科大学)、および氏の共同研究者であり、高活性酸素
発生触媒の開発を精力的に推進されているFei Li准教授(中国・大連理工大学)のご講演が行われた。また
日本国内からも、新学術領域“AnApple”の班員の先生方を含め、人工光合成やエネルギー変換化学分野の
第一線でご活躍されている先生方が多数ご参加・ご講演され、最先端の研究成果が紹介されるとともに、
非常に活発な議論が繰り広げられた。加えて、1日目には若手研究者・大学院生らによるポスター発表が
行われた。彼らも、若いうちにこのような場に積極的に参加することで、研究活動の大きな刺激になった
のではないかと感じる。なお、本シンポジウムは九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
(WPI−I2CNER拠点)の主催、新学術領域“AnApple”の共催で行われたものである。アプローチはそれ
ぞれ異なるものの、化学によるエネルギー問題の解決という同じ出口を見据えた2つの研究領域が共同で
シンポジウムを開催し、議論を交わすという光景に、人工光合成研究を先導してきた日本の底力を感じた。
また、私自身もそのような場に同席させていただいたことで、人工光合成研究を担う次の世代の研究者と
して今後ますます切磋琢磨する決意を新たにした。
(文責 分子科学研究所 吉田将己)

(2) A03班 加藤正史先生(名古屋工業大学)の研究が日刊工業新聞に掲載されました。 
「名古屋工大、太陽光と水から水素を効率生成−光電極に炭化ケイ素結晶採用」
日刊工業新聞2013年6月20日17面
web サイト: http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520130620eaah.html?news-t0620

当研究グループでは、炭化ケイ素光電極を用いた高効率水素生成を目的とした研究を実施している。
同グループは新学術領域”AnApple”での取り組みにおいて、炭化ケイ素結晶内部と表面を最適化することに
より、効率を飛躍的に高めることを目指している。今回の報道は炭化ケイ素光電極に注目が集まっているこ
とを示しており、今後の新学術領域”AnApple”での成果に対する期待をうかがわせるものである。
(文責 名古屋工業大学 加藤正史)

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News from AnAppleによるメール配信を希望される方は、ニュースレター担当 八木までご連絡ください。
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 Copyright c 新学術領域研究「人工光合成による太陽光エネルギーの物質変換:実用化に向けての異分野融合」
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新学術領域(人工光合成)ニュースレター担当
八木政行
新潟大学大学院自然科学研究科
(工学部機能材料工学科)
〒950-2181 新潟市西区五十嵐二の町8050
TEL & FAX: 025-262-6790
E-mail: yagi [@] eng.niigata-u.ac.jp 
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